H2A 海外受注の人工衛星 打ち上げ成功

またも、三菱重工の快挙が大きく取り上げられました。


H2A 海外受注の人工衛星 打ち上げ成功 NHKニュース

今回のH2Aロケットは29号機ということで、
これまで蓄積されてきた技術にさらに磨きをかけた機体です。

先日のMRJは飛行機、今回はロケットと、大分違うとはいえ、
空を飛ぶ物を連続で成功させた三菱重工はすばらしいと思います。



以前、三菱重工にてロケットの開発に関わっていると言う方の講演会を聴きにいきました。

なじみのないお仕事なので、大変興味深いお話だったのですが、
こんな話が印象に残っています。

『以前冷戦の時代は、ロシアとアメリカの対立の象徴として、どちら先に、人を宇宙に連れて行く、月へ行くといったことを国力をかけて争っていました。

今、冷戦が終わり、世の中では各国続々と参入し、衛星を飛ばすこともそうですし、将来の宇宙旅行など、商業的な目標を持ってロケットを飛ばしています。

そんな中で、日本は非常に技術力もあり、失敗も少ない、が高額なため受注が無くなかなか飛ばせない。

一回あたり高額な費用がかかるが、中国がダントツに安く、多く受注しているが、それなりに失敗もある。

回数を重ねて経験を積んで行かないと他国に遅れを取る可能性もある。』


今回は海外の商業衛星の打ち上げを無事に完遂できたことで、これからもどんどん受注して、
ロケットの事業としても成功していくといいですね。