パタニティハラスメント
新しい言葉ですね。
『パタニティハラスメント』
yahooニュースでも取り上げられていました。
端的に言うと『男性の育休取得に対する嫌がらせ』です。
日本では男性の育休取得はまだ2.4%しかいません。(2014年現在)
男は会社で働き、女は家庭で子育て、まだまだ社会にはそんな雰囲気があるようです。
女性の社会進出がすすみ、結婚しても働き続ける人は多くなっていますが、
子どもができたからと退職する人や、産休、育休取って復帰したら部署変更や
役職を外されたりとマタニティハラスメントに合って裁判に発展するなど、
ニュースでもまだ見かけます。
非正規雇用が増え、日々の生活をするのも精いっぱいの人々もいます。
子どもを保育園に入れられず、正社員に戻ることができない人もいます。
会社の業績が悪化したからと、働き盛りで仕事を追われる人もいます。
会社の儲けが少ないからと、頑張っても頑張っても給料が上がらず、ボーナスも雀の涙の人もいます。
はたらけど
はたらけど猶わが生活楽にならざり
ぢっと手を見る
石川啄木『一握の砂』
こんな歌が詠まれたのはいつのことでしょうか。
高度経済成長からバブル崩壊を経て、日本経済は負けることに、耐えることに慣れすぎてしまったのではないかと思うこともあります。
バブル崩壊からリーマンショックまで、世の中は景気が悪いと言い続けていました。
リーマンショックでさらに悪くなり、それまでを見直してみると、ほんとにそんなに悪かったの?と疑問に思います。
現在徐々に景気は上向いてきているのしょうか。
政治家や学者はいろいろな評価をしていますが、本当のところはどうなのでしょうか。
こんなニュースのあった日ですが、同じネタでもう一つ話題になっていました。
FBのCEOザッカーバーグCEOが育休を取得する予定です。
この人は、事業で成功した偉い人だから、アメリカの話だから、
ではなく、仕事も家族もどちらも大事にできれば相乗効果でいい影響を
与えてくれるようになると思います。
今日は少しお堅い話になってしまいましたが、働くということをもっと前向きに捉えられ自由に選べることができるような社会になってほしいなと思います。